辛い。。。

いつの間にか季節が移りゆき、空気も澄んできました。
写真の好きな方には嬉しい季節ですよね。
そう、食べ物も美味しくなるし、
おしゃれもしたくなるし、
人肌も恋しくなる。。。
そんな季節です。

前回、それぞれの記事へのリンクを書いたときは
更新をやめたブログなんぞに、まさかこんなに
多くの方が来て下さるとは思いもしませんでしたが、
多くの方がちょくちょくのぞいてくださって
たまにコメントを入れてくださる方も。。。
頻繁に寄ってくださる方もいらっしゃって、
嬉しいを通り越して感謝に頭の下がる思いです。
本当にありがとうございます。

「「更新!」の文字が見れることを待ってます」

とか

「消さずに残しておいてくれてありがとう」

とか

「これらの記事はこれからもきっと誰かの心を動かすはず」

なんていう言葉をいただいてしまうと
涙が出そうです、っていうか出ました、ぼろぼろに(笑)

できれば1ヶ月に1度でも何か書けたらと思い
準備を。。。と思っていたのですが、
実は現在、体調を崩しておりまして、以前から病んでいた
「子宮内膜症」「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」等々が悪化し
あまりの痛みに脳神経までやられているようです。

正直、このブログは、自分の日記などではなく
人のためにと思って書いていたブログなので、
自分の病気のことは書きたくなかったのですが、
多くの読者の方からご心配やら催促やらのメールを
いただいていまして、ひとりひとりの方に
すべて説明するのも、逆にウソをつくのも辛いので、
迷った挙句、ここで記事にすることにしました。

ただ、同じ病気で苦しんでいる方がたくさんいることも事実。
病気への理解も得られて、ほんの少しでも同じ病気で
苦しんでいる方の支えになれればとも思います。

まぁ「胃潰瘍・十二指腸潰瘍」については書くことはありません。
とてもメジャーな病気ですし、治すこともできる病気で
直接死因となることも少ない病気です。

理解の少ない病気というのは「子宮内膜症」のことです。

子宮内膜症と子宮筋腫というのはピンからキリまであって
健康な女性でも数人に一人は持っていて
そのまま気づかずに一生を終える人もいれば
毎月痛み止めが手放せない重い生理痛になる人もいれば、
更に悪化して通常の生活が困難な状態になったり、
ガンに変化したりする場合もあります。

「私は子宮内膜症なの」と言いながらも
なんとか元気に、普通にしていらっしゃる方もいることから
病気に対する認識がしっかりなされていないのが現状ですが
苦しんでいる女性の数が、意外に多い病気です。

そして、子宮筋腫は診断することができますが、
子宮内膜症は現代医学では確定診断も完治もできない病気です。
どんな病気かを簡単に言ってしまうと、子宮以外の場所に
子宮内膜という細胞が増殖し、月経の時期に出血するので
痛みを伴うようになるのですが、他の細胞と違って非常に増殖が早く、
閉経を迎えるまでは、悪化する一方です。
他の臓器と癒着したり、ガン化することもあります。

子宮内膜症の発生の原因は不明ですが、
月経時の経血の逆流によるという可能性も高いそうです。
実は私は、過去に結婚していた時に家庭内暴力でお腹を蹴られ
出血したりして、子宮が曲がっています。
そのことが、もしかしたら原因かもしれませんが
過去の出来事なんで、考えても仕方のないこと。

私の身体の中には無数の子宮内膜症が広がっているらしく、
手術をしても取りきれず、治らないのはもちろんですが、
一時的にでも痛みを取り去ることも難しいそうです。
さまざまな場所(手術の不可能な場所にも)に発生するので、
お腹を開けて見ても分からないくらいやっかいな病気です。

ホルモン剤やピルなどで、閉経状態や妊娠状態に
させてしまうという方法がありますが、
私ぐらいの重い段階にきてしまうと、あまり効果は期待できず、
さらに副作用で苦しむことが目に見えていますし、
実は別な理由のために、その方法すらとることができません。

普段からかなり痛みがひどく、激痛も頻発していたのですが
それがこのところ長時間(ほぼ一日中)の激痛となり
頭がおかしくなりそうな日々です。

以前、胃潰瘍・十二指腸潰瘍で血を吐いたこともありますが
そんなものは比べ物にもならない、というか
まったく種類の違う、精神的に影響の強い痛みです。

男性には分かりにくいでしょうが、痛みの度合いでいうと、
「急所を蹴られたような痛みが24時間続く」程度と
思っていただければ当てはまるそうです。
陣痛にも匹敵する痛みになるケースもあるそうで、
(陣痛を経験したことがないので比べようがありませんが)
お医者さんいわく、たぶん男性には耐えられないとのこと。

女性だって本当に陣痛ならば、耐えようという気にもなれますが
何日も、いえ、何年もずっとなんて。。。
あまりにひどい痛みから脳神経に影響を来たしているようで
胃痛・頭痛も、ともにピークを向かえ、軽いうつ状態にもなり、
殺して欲しいと何度か両親に訴えたこともありました。

人は必ず1度は死ぬ。
そう考えると、どうせ死ぬならこれ以上苦しまずに。。。と
もし誰かが私と同じ立場に立ったなら、
同じことを考えるのではないかと思います。
でもまぁ、だからと言って殺せない両親の気持も
もちろんわかってはいますが。。。


他にも、このブログを中断するきっかけとなった
仕事仲間の病状も深刻でして、
私の仕事についても、かなり頭の痛い問題が生じています。

フリーランスには給料も有給も保険も何もありません。
(保険は個人でも入れますが、会社と違って100%自己負担です)
以前、このブログでも、過去の記事で
フリーランスの過労死について書いたことがあります。
サラリーマンの場合、過労死をすると労災問題が生じたり、
会社の監督責任などが取り上げられるので、
ある程度社会的な話題にもなりますが、
(もちろん小さい会社の場合は例外の方が多いです)
フリーランスは過労死しても、
社会的には誰も責任を問われる人がいない
つまり労災などの問題が発生しないので、
あまり、というか、全然話題になりません。
私はそのことを理解した上で、この道を選択したので
そのことに不満を言うつもりはさらさらありません。
でも実際、そういう立場に直面すれば人間ですから悩みます。

健康を害していると、思考が思いっきりネガティブになる。
どんな仕事をするにしても、すべては健康があってのこと。
そんなことは分かっています。
でも、どんなに自分を大切にしても、(しなくても)
予防することもできない、進行を止められない病気が、
世の中にはたくさんあります。

また、進行をとめる方法は分かっていても、
そのために莫大なお金がかかるため、
その方法を取ることができずにいる人もたくさんいます。
「医療には差別がある」
ある知り合いのお医者さまが、はっきりと言いました。
本当にそう思います。

仕事のパートナーの病気の治療には
一億円近いお金がかかるそうです。いやたぶんもっと。。。
もともとある程度、財力のある方ですが、
それでもお金が足りずに治療を中断せざるをえない状況です。
私も以前助けていただいた恩返しにと治療費を補助しましたが
そのお金を渡して「休んで」と言って休ませてあげられるのは
1ヶ月にもならないかもしれませんし、先のことを考えたら
気休めにもならないでしょう。

仕事をやめて、病院に通ったり、手術をすれば治る病気ならば
普通は、そちらを選択するのが自然なのだとは思いますが、
そうではない場合(治療しても治らない場合)もあるし、
そうであっても(治療すれば治るとしても)、
それを選択できない場合もあるのだということ、
どうか多くの人に知っておいてもらいたい。
そして貴方の周りにもし、苦しんでいる人がいたら
何よりも、金銭的な面での知恵を貸してあげて欲しい。

医療費というものが、これほど高いということ、
人間の命の値段が、これほど高いということ、
健康を失うことが、これほどお金を失うことにつながるということ、
嫌というほど思い知らされました。

私だけじゃない。
他にも同じように、いえ、それ以上に苦しんでいる人が
世の中にはたくさんいます。

「生きていればどうにかなる」とよく言います。
自分でもそう思ってはいましたが
生きていること自体が、これほど苦しく辛いと
やはり人間ですから「どうにもならん」と思ってしまいます。

とはいっても、私は今のところ生きています。
立ち上がれなくても這いつくばって仕事をしています。
こんな状態でも生きようともがいていられるのは
やるべき仕事があるからだと思っています。

ここまで書いたことを読んで
過度にご心配をかけてしまう方もいるかもしれませんが
心配させたくて書いた記事ではありません。

でも弱っていることは事実なので
「それはオマエの日頃のおこないが悪いんじゃボケ」
というコメントや、難しい問題で議論をぶつけるコメントは
どうかご勘弁くださいませ。

この記事を読んでくださった方にとって
女性特有の病気や、病気治療についての
ほんのわずかな知識の足しになってくれればと思って、
そして同じように病気で苦しむ方に「ここにもいるよ」と
私が手を挙げることで、少しでも精神的な支えになれたらと思い、
力を振り絞って書きました。

こんなに長ったらしい記事を最後まで読んでくださった方に感謝します。

仕事や金銭的なことで悩んでいる貴方
恋愛や人間関係で悩んでいる貴方
病気で悩んでいる貴方

悩むだけでは何も解決しないし、何も良くならない。
でも世の中には解決できない問題がたくさんある。
どんな絶望の中でも、今の状態を受け入れて、その上で、
少しでも、今より良い方向を探り続けるしかありません。

それをするのは他でもない貴方自身。

私も必死で歩きます。

どうか貴方も歩き続けることができますように。。。



らぼ